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山行記録

北アルプス 槍ヶ岳 湯俣~北鎌沢出合~北鎌尾根 2011/09/17-19

メンバー: P(CL)、N、M、C
天候: (17日)雨、(18日)晴れ、(19日)晴れ
タイム:
<9/17>
都内(前日22:30)<バス>七倉ダム(06:30)<タクシー>高瀬ダム(06:45)→湯俣=晴嵐荘(09:00-09:30)→水俣川出合の吊橋(09:50-10:00)→千天の出合(12:30-12:50)→貧乏沢出合(15:07)→北鎌沢出合(15:30)
<9/18>
北鎌沢出合(06:00)→北鎌沢二俣(06:50-07:00)→北鎌尾根上(08:50-09:00)→独標基部(12:00)→ニセ北鎌平(15:15)→北鎌平(15:40-15:50)→槍ヶ岳(16:50-17:05)→槍ヶ岳山荘(17:20)→殺生ヒュッテ(17:52)
<9/19>
殺生ヒュッテ(06:28)→ババ平(07:50-08:05)→槍沢ロッジ(08:23)→横尾山荘(09:23-09:40)→徳沢(10:25-10:35)→明神(11:13-11:30)→上高地(12:05)

17日
前夜、夜行バスに乗る。朝3:45頃七倉ダムに着く。新しいトイレ前と詰め所の軒先で仮眠をとる。
6:30ゲートが開き、タクシーに4人毎の相乗りで高瀬ダムに向かう。ダム湖の横の長いトンネルを2度抜け、もう一度短いトンネルを抜け、ダムの端から山道に入る。右側の荒々しい崖を眺めながら歩き、しばらくして建物が見えてきた。手を振るPがいた。吊橋を渡り晴嵐荘に着く。PとRに再開する。Rは一週間山を歩き、足が痛く、ここで帰ることになっていた。前日の下山時に知り合い、同行することになったおじさんとの二人を見送り、我々4人は先に向かう。
湯俣川の温泉の煙が見えると左に橋があり、下の河原に降りて沢靴を履き、遡行を始める。水に入ると冷たい。高い滝がない沢歩きの感じである。去年7月より水量は全然少ないという。へつったり、少し高巻いたり、右に左にと渡渉する。股下あたりの深いところもあり、しびれる。一ヶ所急流でロープを張って渡りもする。一度すべり前のめりで水に浸かる。カメラをしまっていて良かった。そうこうするうちに左に高巻くが、急な泥の斜面で、笹や潅木に摑まりながらの登り。高巻きすぎじゃないかというくらい登って、ヤブをこぎつつ下った所に道標があり、千天の出合であった。昼休みとし休憩をとる。
またヤブをこぎ、沢に出て水量が少なくなってきて、河原歩きとなり、貧乏沢との出合を過ぎると、先にテントが数張あり、北鎌沢出合に着いた。
少し手前にテントを張る。北鎌沢の少し上まで行き水を汲んでくる。Pは焚き火をしようと頑張る。Mと私も手伝うが、雨で濡れた小枝しかなく結局諦めテントに潜りこむ。ウィスキーのお湯わりを飲むがむせる。これはいかん。ウィスキーは水割りだ。キムチ風モツ鍋?の夕食をとり、湿った体で横になる。外は雨。

18日
晴れている。来るときの天気予報は曇りだった。朝食のサンドイッチを食べ、テントをたたみ出発する。他のテントは無い。我々はちょっとゆっくりだったか。
北鎌沢から入る。岩ごろの沢を登り、二俣で休憩し水を汲む。食事用に2Lと個人用1.5L位を詰め込む。ガイドがお客一人連れて登って来た。こちらも進む。大きな岩を乗り越えるのに手こずる所もあった。石に×のある所から左の草付きの急斜面を登るがやわらかで登りにくい。尾根上に出るところで先ほどのガイドが右手方向からやって来た。「コルは、2~3分程戻ったところです」という。コルより先に出てしまった。尾根を戻ってみると急登の下にコルが見える。急なので下まで降りずに引き返す。尾根に上がるのに時間が余計かかったわけだ。休憩し進む。
独標が良く見える所で、単独行や昨日湯俣ですれ違ったパーティと休憩する。独標では基部を巻く。この先は千丈沢側を巻くことが多い。ガレやザレの悪い所や足元の狭いトラバースルートなど緊張する場所も多い。P11以降いくつか分からず通過する。
槍も姿を見せる。そろそろ北鎌平だろうという所で尾根上に上がる。最初、北鎌平だといった平坦な場所は少し手前であった。岩に薄く文字が残っている。
北鎌平を確認した後、大きな岩を飛びはねながら、槍頂上直下の岩壁に取り付く。垂直に近く感じる壁に手こずりながらも頂上に着く。
南側にはガスが上がってきていたが、山頂は展望も良く、富士山も見えた。17時を回ったのでそそくさと頂上を後にする。
槍ヶ岳山荘で幕営を申し込むも3~4人用テントには狭い場所しか無いというので、下の殺生ヒュッテまで下る。Mに先に下ってもらい、幕営の手続きをしてもらう。テントを張り、北鎌尾根無事完登にビールで乾杯する。残りのウィスキーの水割りを飲み、少し肌寒いが、満天の星空のもとタイ風カレーを食う。天の川は分かるが、小さい星が多く他の星座はよく分らない。天気が良い方へ変わって本当に良かった。

19日
5時起床し、ゆっくりとした朝を向かえる。今日もいい天気だ。団体さんが上から下ってくるのを見、こちらも出発する。20分程下った水場で水を補給する。遅い団体を抜きどんどん下る。ババ平で一息いれ、槍沢ロッジで槍に別れを告げ、上高地に向かう。(N)
高瀬ダム湖畔
登山道の始まり
湯俣晴嵐荘前にて
水俣川渡渉
昨年7月敗退付近
ガスがとれ、北鎌尾根が姿を現す
朽ちた千天の出合の道標
千天の出合
千天の出合にて
貧乏沢出合
小雨の天井沢遡行
北鎌沢出合手前の幕営地
水流のある北鎌沢
北鎌沢の詰め
北鎌のコルを見下ろす
独標への道
独標へ向かう先行パーティ
独標基部のトラバース開始
独標基部のトラバース
槍が姿を現す
独標方面を振り返る
P12辺りからの槍ヶ岳
岩の穴がおもしろいP12?を振り返る
ニセ北鎌平にて
北鎌平のペンキが薄くなっている
槍ヶ岳山頂直下の取付
頂上直下
槍ヶ岳山頂
槍沢ロッジで槍に別れを告げる
横尾より前穂
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